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PDCAサイクルとは

プロセスアプローチではプロセスの可視化を説明してきましたが、意図した結果を達成するためには、「プロセスの可視化」とともに「PDCAサイクル」も重要な概念となります。

ISO 9001の序文0.3.2PDCAサイクルには以下の記載があります。

PDCAサイクルは,あらゆるプロセス及び品質マネジメントシステム全体に適用できる。図2は,箇条4〜箇条10をPDCAサイクルとの関係でどのようにまとめることができるかを示したものである。

Plan:システム及びそのプロセスの目標を設定し,顧客要求事項及び組織の方 
   針に沿った結果を出すために必要な資源を用意し,リスク及び機会を特 
   定し,かつ,それらに取り組む。
Do:計画されたことを実行する。
Check:方針,目標,要求事項及び計画した活動に照らして,プロセス並びに

    その結果としての製品及びサービスを監視し,(該当する場合には,
    ず)測定し,その結果を報告する。
Act:必要に応じて,パフォーマンスを改善するための処置をとる。

規格書の中では、Planは箇条6、Doは箇条7・8、Checkは箇条9、Actは箇条10に記載しています。また、箇条4、5、7支援は、PDCAの全体をカバーしています。

プロセスアプローチは、規格書にも書かれていますが、「システムとして相互に関連するプロセスを理解し,マネジメントすることは,組織が効果的かつ効率的に意図した結果を達成する上で役立つ。」ものであり、組織のパフォーマンスを向上させ顧客満足を向上させることができます。

タートル図等でプロセスの可視化をし、リスクと機会への取り組みを行い品質目標を達成するための計画(P)を策定し、運用(D)し、パフォーマンス評価(C)を行い、改善(A)を行いましょう。プロセスの可視化は非常に重要で、可視化しないと悪い点が明確に見えてきませんので、改善が遅々として進みづらいです。


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